ゲームの名は誘拐

ゲームの名は誘拐

ゲームの名は誘拐

地元の図書館は、エンタテイメント小説は映画化した本しか取り扱わないのか・・・
金城一紀は「GO」と「フライ、ダディ、フライ」しかないし、東野圭吾は数は少ないのになぜか「ゲームの名は誘拐」はある。
「レボリューションNO.3」が読みたかったにな、金城一紀
東野圭吾は、前回見かけた「さまよう刃」は借りるつもりだけど。
さて、「ゲームの名は誘拐」、他の東野圭吾作品に比べると、映画化したことくらいしか、特色がないんだけど・・・
 
広告会社に勤める佐久間は、取引相手の自動車会社の副社長に会いに自宅に向かった。
自分がプロジェクトリーダーをつとめてきた広告プランを、突然、白紙にされたからである。
ところが、副社長宅から若い女が塀を乗り越えて出てきた。
家出してきた副社長の長女と名乗る女と組み、佐久間は狂言誘拐を企てることになった。
 
嫌な感じの男女しか出てこない。
体を鍛えてて、独身主義で、無駄が嫌いという、ステレオタイプな仕事のできる男・佐久間。
何を考えているかわからないが、とにかく傲慢な女・樹里。
ワンマンで、実力者で、ついでに親の七光りもあるという葛城。
なんで、こんなに、上滑りで、典型的な人物ばっかり、と思ってたら、「Gainer」に連載されていたとのこと。
さすが、東野先生。
読者層をとことん狙われるわけですね。
とはいえ、連載当時の「青春のデスマスク」というタイトルには納得いきません。